第101号   2014年12月31日    
   
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1.地域互助ーみんなでお葬式に行こう!
2.「西南学院講座 in Tokyo乳幼児体験とこころの臨床」に参加しました。
3.
ボランティア説明会
4.ご寄付のお願い ~イベント基金とがん基金~
 
1.地域互助ーみんなでお葬式に行こう!
 
最近、当会の施設で長年生活されてきたご高齢の方がお亡くなりになられました。一緒に暮らしている皆さんにとっては、仲間に先立たれてしまい寂しい気持ちでした。ご高齢の方やご病気のある方も少なくないため、葬儀場まで行ってお別れをすることは、普段なかなか難しいものです。そこで、三好館長、思い切って介護タクシーを数台調達!13名を遠く離れた斎場まで送り届けました。費用のことが正直気になりますが、撮った写真を見たときは、「これは画期的だな」と感じました。こういう場がちゃんとあるというのが、残された利用者の皆さんの大きな安心につながりますし、こういう場が保証されていくことで、漠然とした死の不安もやわらいでいくのだろうなと感じました。職員にとっても、こういう活動が喜びとやりがいになるのではないかと思います。こうした場面をもっともっと増やしていきたいところです。費用の件については、次の「ご寄付のお願い」につなげたいと思います。
 
 
2.「西南学院講座 in Tokyo乳幼児体験とこころの臨床」に参加しました。
 
 
2014年11月16日、都内で「西南学院講座 in Tokyo 乳幼児体験とこころの臨床-現実と記憶の中の乳幼児期-」と題した公開講座が開催され、私たちふるさとの会も職員研修の一環として職員10名が参加しました。

精神科医である小倉清先生(クリニックおぐら院長)と小林隆児先生(西南学院大学人間科学部教授)による講演と対談という構成でした。発達障碍と乳幼児期の関係はまだ不透明であり、小倉氏は患者との関わりから、小林氏は母子関係の研究から、それぞれの見解を発表されていました。

小林先生は、「言葉では表現されない情動の世界がある」ということを強調されていました。人と関わる職業に従事している者としては、この講座の一番のエッセンスだったと感じています。 
 
3.ボランティア説明会
 
2014年12月14日、ボランティア説明会を行いました。越年の炊き出しを目前にした説明会には15名の方にご参加いただきました。午後からは、山谷地域と事業所の見学会を行いました。多くの方から、「じっくりと勉強できる機会をいただいて良かった」という趣旨のご意見をいただきました。こういうご意見をいただくと日頃やっている自分の仕事を再認識できて、元気をもらった気がいたします。目先の仕事に追われてしまう日々ですが、しっかりと活動内容や気持ちを伝える機会を作っていくことは、初歩的なことながら、私たちのような活動においては生命線だと、恥ずかしながら気づかされる一日でした。参加者の皆様、ありがとうございました。
 
4.ご寄付のお願い
  ~イベント基金とがん基金~
 
ふるさとの会では、施設や地域のアパートで生活している方に向けたイベントを開催しています。ひとり暮らしの高齢者の方や当会の施設を利用している方が年末年始に少しでも心あたたまることができるように、小さな鍋会をしたり、年に数回みんなで温泉旅行をしたりしています。少しでも楽しいひと時を作っていこうと普段から利用者の皆さん同士で話し合っています。

また、最近では、がんを患ってしまった方が当会の施設で最期を迎えることも増えてきています。普段一緒に生活している利用者の皆さんがそうした方に対して安心していただけるちょっとした楽しみの場を設けたり、その方が好きな食べ物をみんなで作って食べたりしています。

ふるさとの会としては、こうした仲間づくりの場を少しでも増やしていきたいと考え「イベント基金」と「がん基金」を設けました。どちらも地域の互助づくりを市民活動で支えるためのものです。活動にご賛同いただける方は、ご寄付をよろしくお願いいたします。また、ご高齢の方などがイベントに参加する際の付き添い人も不足しています。是非ご協力お願いいたします。
 
ご寄付の詳細 
http://www.hurusatonokai.jp/PDF/volunteersyousai.pdf
 
発行元:特定非営利活動法人 自立支援センターふるさとの会
〒111-0031東京都台東区千束4-39-6-4F
  TEL:03-3876-8150  
  FAX:03-3876-7950   
  E-mail:info@hurusatonokai.jp 
  HP:http://www.hurusatonokai.jp/