2014.8月号     
   
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1.生命力高める「とらや」の茶の間
2.第38回ふるさと山谷夏祭り
3.
サポーティブハウス連絡協議会設立10 周年記念シンポジウム
4.地域善隣事業勉強会
5.大阪希望館5周年記念集会
 
1.生命力高める「とらや」の茶の間
 
太田記者
 
6月28日の職員研修は、朝日新聞オピニオン編集部の太田啓之記者を招き、映画「男はつらいよ」を素材に講演をしていただきました。寅さんの故郷である「とらや」の茶の間は、諍の中から当事者の一致点を生み出し、自他の生命力(生きる力)高める力をもっているという観点から、互助作りや生活支援の意味について考えました。

きっかけとなったオピニオン誌「誰も見捨てない」
(ふるさとの会前代表理事・水田恵)のインタビュー記事はこちら ⇒記事
 
 左:太田記者  右:水田前代表理事
 
2.第38回ふるさと山谷夏祭り
 
 
第38回ふるさと山谷夏祭りも大盛況のうちに閉幕いたしました。ボランティアの皆様をはじめとして、高野山別院の方々、舞台をもりあげていただいた演者の方々、今年も本当にありがとうございました。
 
ボランティアの皆さん
 
 
3.サポーティブハウス連絡協議会設立10 周年記念シンポジウム
  「サポーティブハウスにおける居住支援と生活支援」 
 
 「サポーティブハウス」は、大阪・釜ヶ崎のまちで簡易宿所を改装・転業し、365日24 時間スタッフをおいて、入居者の自立生活を支援する共同住宅のことです。釜ヶ崎に最初のサポーティブハウスが登場したのが2000 年、オーナーさんたちがNPO法人サポーティブハウス連絡協議会を設立法人化して10 年を記念し、7月20日に天王寺都ホテルにおいてシンポジウムが開催されました。
 基調講演では、ふるさとの会前代表理事の水田恵が、東京における支援付き住宅の展開について講演しました。その後、近畿大学・寺川准教授のコーディネートのもと、生活困窮者支援の展開、行政との連携のあり方、民間支援のためのマネジメントなどについてディスカッションしました。家がない、独り、病気、障がい、認知症など、さまざまな困難を抱えた方々に対し、釜ヶ崎で居住支援・生活支援を先進的に取り組んできたサポーティブハウスとは、今後とも連携していきたいという思いを新たにしました。 
 
 
4.地域善隣事業勉強会 
 
7月21日、大阪市北区の豊崎東会館において『地域善隣事業勉強会』が行われ、ふるさとの会から職員11名が参加しました。地域善隣事業とは何か(ふるさとの会)、居住支援の実践例(株式会社ふるさと)、生活支援の実践例(豊崎東地区民生委員・児童委員協議会、一般社団法人困窮者総合相談支援室Hippo.ふるさとの会)などを報告し合い、生活保護施設関係者、西成区の社会福祉協議会・支援付き住宅経営者、両区の福祉行政関係者等を交え、意見交換を行いました。この勉強会の成果は10月13日の支援付き住宅推進会議で共有するとともに、今後も大都市間で情報交換・経験交流・事例検討を進めていきたいと考えています。
 
 
 
 
5.大阪希望館5周年記念集会 
  「支えあえるまちと、困窮者・孤立者への支援の課題」 
 
「大阪のまちを大きなセーフティネットに」を掲げて、路頭に迷った若者たちの再出発を支援するために、2009年5月に大阪希望館が開設されました。7月26日に行われた5周年記念集会では、低所得でも、高齢や障がいがあっても、不安定就労の若者や片親世帯などであっても、孤立し困窮することなく地域で支えあって生きていける大阪をどうしたらつくっていけるのか。生活困窮者自立支援法と地域善隣事業の展開を前に、地域が抱える課題を考えるため、北芝暮らしづくりネットワークの池谷啓介氏とともに当会の滝脇理事がゲストスピーカーとして参加しました。ワークショップ「地域の課題をワークショップで考えよう」では、大阪市北区社会福祉協議会のみなさんの進行で、地区民生委員の方々など地元の方を中心に活発な意見交換が行われました。 
 
 
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